
こんにちは、ジラール・ペルゴ ブティック 大阪の嶽(タケ)です。
今回は、ロレアートについて誕生から現在に至るまでの魅力を、歴史や特徴とあわせて解説していきます。
ロレアートの歴史

1975年、スイスの名門時計ブランドであるジラール・ペルゴは、1つの革新的な時計を発表しました。
それが、後に「ロレアート」として知られるモデルです。
当初は“ロレアート”という名称ではなく、「クォーツクロノメーター」として登場します。
1971年、ジラール・ペルゴは、32,768Hzという現在のクォーツ時計の基準となる周波数を確立し、高精度クォーツムーブメントの分野で大きな存在感を示していました。
そのムーブメントはGP350キャリバーです。
このGP350は、ロレアートの初代モデルに搭載されたムーブメントです。
クォーツムーブメントの採用により、ケースはさらに薄くよりエレガントなデザインとなりました。
ロレアートこれまでのモデル一覧

第一世代(1975年~)
GP‐350という32,768Hzのクォーツムーブメントを搭載して誕生。
八角形ベゼルと円形台座、一体型ブレスレットという、デザインコードは初代モデルより受け継がれています。

第二世代(1984年~)
複雑な機構を組み合わせた、クォーツムーブメントを搭載したモデル発表。
均時差を表示するイクエーション・オブ・タイムという平均太陽時と実際の太陽時の差を表示する機能に加え、星座表示まで備えた複雑天文時計としてラインナップされました。

第三世代(1995年~)
ロレアート初の、自動巻きムーブメントを搭載。
初代のブレスレットデザインとは異なり、H型ブレスに中コマが横長となり現行に近いデザインになりました。

第四世代(2003年~)
「ロレアート Evo³」の名称で登場。
円形の台座、一体型ブレスレットのデザインはそのままに大ぶりになりました。
2007年にロレアートとして初めてスリー・サファイア・ブリッジ付きトゥールビヨンが登場しました。
18年の時を経て、2025年ロレアート誕生50周年を記念して登場したのが、ロレアート スリー・ゴールド ブリッジです。

第五世代(2016年創業225年記念モデル)(2017年~)
※2016年にブランド225周年を記念したモデルが225本限定でブルーとシルバーの2色展開で登場。
翌年2017年に現在の第五世代となるモデルが登場します。
初代から受け継がれてきたデザインコードを忠実に守りながら、ケースサイズや仕上げ、ブレスレットデザインを現代的にアップデートを施されました。
時代背景

ロレアートが誕生した1970年代は、時計業界にとって大きな転換期でした。
クォーツの普及により、機械式時計は大きな影響を受け、多くのブランドが方向性の見直しを迫られました。
そのなかで、ジラール・ペルゴは独自の立ち位置を築いていきます。
単にクォーツ化へ移行するのではなく、高精度と時計としての美しさを両立させた時計を製造していきます。

1970年代、自社製造のムーブメントを搭載し、時計のデザインを自社で手掛けるブランドはほとんどありませんでした。
外部へ注文する、分業制が一般的でした。
ジラール・ペルゴは当時、ムーブメントからデザインまで自社で一貫して手掛ける業界の先駆者的存在でした。
ロレアートを語る上で1957年誕生のディープダイバーの存在は欠かせません。
1969年ディープダイバーに14角形の多角形ベゼルが採用され、ロレアートの8角形ベゼルへと繋がる前身とも言われています。
ロレアートの外観は社内のデザイナーによりデザインされ、自社製のクォーツムーブメントを搭載し誕生しました。

ロレアートには、ジラール・ペルゴの本質が詰まっています。
ロレアートは誕生以来、進化を続けてきました。
時代ごとに求められる技術や価値観を取り入れながら、その時代にふさわしいロレアートを生み出してきました。
その積み重ねこそが、ロレアートというモデルの価値であり、ジラール・ペルゴというブランドの本質そのものだと思います。
ロレアートの外観と特徴

・外観と特徴
ロレアートの魅力は、視覚的な完成度の高さです。
まず特徴的なのが、円形の台座の上に8角形のベゼルが組み合わさった構造です。
直線的なフォルムと曲線的な要素を組み合わせることで、シンプルで立体感のあるデザインになっています。
このデザインは、一目見たらそれと分かるロレアートの個性です。

ケースと一体型になったブレスレットは装着感の高さを実現するポイントです。
人間工学を基に作られたブレスレットは腕に沿いやすく、一体感のある着け心地を体感いただけます。

文字盤には「クル・ド・パリ装飾」が施され、光の反射を防ぎ視認性を確保しつつ、繊細な陰影を演出します。
視認性の高さと、美しさの両方を兼ね備え上品な存在感を与えてくれます。
ムーブメントは、ジラール・ペルゴが自社で開発したムーブメントを搭載しています。
Cal.01800、Cal.03300などケース径に合わせたムーブメントが搭載されるため、裏蓋側のサファイアガラスから見えるムーブメントのバランスも美しくジラール・ペルゴのこだわりを感じることができます。
細部に至るまで、こだわりを感じられることは、ロレアートの大きな魅力と言えます。

・ロレアートとは?
革新性と本質を体現し続けるシリーズです。
投稿者:嶽
写真:伊藤
