皆様こんにちは、菊池です。
機械式腕時計を選ぶとき、多くの方がまずデザインやブランドイメージに惹かれます。しかし、長く付き合う一本を選ぶなら、見た目以上に「中身」こそ知っておきたいポイントだと私は思います。
本日はジラール・ペルゴを元に、機械式時計を選ぶ際に注目すべき“ポイント”を私なりにお伝えしたいと思います。


また、ロレアートは42mm、38mm、クロノグラフ(ずれもステンレススティール素材)モデルの試着専用の時計をご用意しております。
下記のブログにてご紹介しております、こちらもあわせてご覧くださいませ。
“自社製キャリバー”の価値~ムーブメントの質を見る~

機械式時計の心臓部であるムーブメントは、時計の精度・耐久性・巻き上げ効率を左右する最重要ポイントです。
ジラール・ペルゴは創業当時からムーブメント開発を続けてきた老舗で、現在も 自社製キャリバーを搭載しています。
また、時計の裏側から見えるムーブメントの装飾技法は、何世紀にもわたる時計作りの歴史の中で培われてきました。
装飾は、ムーブメントの性能自体には直接影響しない「見た目を改善するための仕上げ」と、歯車を磨くことで駆動ロスを減らすなどの「性能を改善するための仕上げ」に分けられます。高級時計になるほど、この両方の仕上げが徹底的に施されています
デザインは“長く使えるか”で考える



好みは人それぞれですが、機械式時計は5年、10年・・・次世代へと付き合うもの。
ジラール・ペルゴは、流行に左右されない“普遍的なデザイン”が多いのが特徴です。
【GPの代表的なスタイル】
ヴィンテージ1945:アールデコを感じるレクタンギュラー(長方形)ケース
ロレアート(Laureato):1975年誕生のスポーティーでありながらラグジュアリーなデザイン
1966:クラシックでスーツに馴染むドレスライン
オススメのロレアートは「スポーツ × ラグジュアリー」のバランスが絶妙で、ビジネスからカジュアルまで一本で対応できる万能性があるシリーズです。
着け心地とサイズ感を必ず確かめる

スペック上の数値(直径・厚み・重さなど)だけで時計を選ぶのは、NGです。ケース形状・ベルトのしなり・重心の位置などで、実際のフィット感が大きく変わります。同じ40mmでもブランドによって体感はまったく違うので、必ず試着する事をオススメします。
ジラール・ペルゴはブレスレットの作りが柔らかく、腕馴染みの良さ、着け心地に定評があります。その着け心地の良さを体感していただく為に、当ブティックではロレアートは38mm・42mmのモデルで保護テープを巻いていない“試着用実機”をご用意しております。
メンテナンス“末永く修理できるブランド”を選ぶ
機械式時計は定期的なオーバーホールが必要です。
オーバーホールについては、下記ブログをご参照ください。
部品供給の安定性・メーカーのサポート体制、これらがしっかりしているブランドかどうかは、長く使ううえで重要です。ジラール・ペルゴは自社での修理体制が整っており、ムーブメント部品も自社で生産できる=将来も安心して使い続けられるという大きなメリットがあります。
資産性よりも“本質価値”で選ぶ

昨今は資産性だけで時計を選ぶケースもありますが、機械式時計の魅力はそれだけではありません。
ジラール・ペルゴは「高級品質」という立ち位置で、時計好きからの評価が極めて高い“通好みのブランド”です。市場相場よりも、ものづくりの深さ・仕上げの美しさ・実直なマニュファクチュール精神を重視する方に選ばれています。
自分の生活スタイルと合わせる
最後の決め手と思うのは、普段の生活で“どんな時に使うのか”だと思います。
ジラール・ペルゴの場合だと、モデルによって下記の様にイメージが分けられると思います。
- 毎日使う → ロレアート
- スーツに合わせる → 1966
- 個性を出したい → ヴィンテージ1945
- 運命の1本 → スリー ゴールド ブリッジ トゥールビヨンなどのハイコンプリケーション
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少しは時計選びの参考になりましたか?
ジラール・ペルゴ ブティック 大阪にて、時計選びのお手伝いをさせていただければと思いますので、ぜひお気軽に足を運んでください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
投稿者:菊池
