
こんにちは、伊藤です。
2025年11月19日、ジラール・ペルゴより新作モデルが2型発表されました。
スリー・ブリッジを発表したのは1867年。
従来は外からは見えなかった美しさを表に出すことで、ムーブメントは単なる機能的な部品を超え、時計製造における最古にして最も長く使われ続けている象徴のひとつとなりました。
1975年には、初めて設計・デザインから開発、製造までを完全に自社で行ったブランドを象徴するブレスレット一体型の八角形モデル「ロレアート」が発売され、今年で50周年を迎えます。
過去、現在、そして未来がひとつになった新しいアイコン、ロレアート スリー・ゴールド ブリッジは、2つの伝説、クラフツマンシップとイノベーションを融合させたモデルです。
時代を超えた二つのしぐにちゃーが再び融合しました。
ロレアート スリー・ゴールド ブリッジ ハイライト

伝説のスリー・ブリッジとロレアートがひとつとなってトラディショナルとモダンを大胆に表現。
ロレアート フィフティに続き、ロレアート50周年記念第2章4を飾るこのモデルは世界限定50本となります。
すべてのディテールが理想的なバランスの美しさと人間工学に基づく快適性を兼ね備えた新しいデザインの41㎜のロレアート。(現行のロレアートでは、41㎜サイズのモデルは出ておりません。)
中心となるのは専用のトゥールビヨン ムーブメントで、開発から製造までをすべて自社で手掛けた新しいキャリバーGP09620を搭載。
この新しいキャリバーは最初の組み立てから仕上げまで行った熟練の時計職人のシグニチャー(個性や独自性が加わった)サンドブラスト仕上げ、円弧状および直線状のサテン仕上げ、手作業でポリッシュ仕上げを施した418以上の角(うち362は内角)など、最高水準の技術を具現化しています。
スリー・ブリッジは、デザインの核心として設計された


ジラール・ペルゴは234年以上にわたりこの分野で「デザイン」と言う言葉が使われるようになるずっと前、すでにその言葉を定義していました。
1867年、コンスタン・ジラールは、美しい部品をダイヤルの奥に隠すことを止めることで時計の美しさに革命的な変化をもたらし、技術的な部品であってもエモーションを表現し得ることを証明しました。
そして、形状と機能がひとつになった先見性のある構成、アロー型のスリー・ブリッジを描き上げます。
ムーブメントを時計に合わせて製造していた当時のスケルトン ウォッチとは異なり、スリー・ブリッジは、それまで内部に隠れていた部品を表に出すことで、構成を芸術の域にまで高めた、デザインにとって不可欠な構成として考案されました。
時を経てデザインは進化を遂げましたが、コンスタン・ジラールの精神はそのまま受け継がれています。
時計製造で最古のシグニチャーのひとつが、もうひとつのアイコンである「ロレアート」の50周年にあたり、モダンなデザインで登場しました。
1975年に発売されたロレアートは今も完全自社製造です。
八角形のベゼル、丸いリング、トノー型ケースが生み出す調和のとれたコントラストが、独創的で得ありながら理想的なバランスのアイデンティティをもたらしてくれます。
ジラール・ペルゴが、最も長く使い続けられてきた2つのシンボルを、ロレアート スリー・ゴールド ブリッジに融合させました。
動く工学

開放のあるデザインと一貫性のある機構、高いねじれ剛性と完璧な対称性が実現しました。
ロレアート スリー・ゴールド ぶちっじ専用として完全に自社でデザイン・開発、製造されたキャリバーGP09620は、デザインと機能の基盤となる3本の透かし彫のホワイトゴールド製ブリッジを中心にした構造です。
その下にプラチナ製マイクロローターが巧みに配置された上側のブリッジは香箱を固定し、中央のブリッジは輪列を支え、下側のブリッジはトゥールビヨンを固定する役割を担います。
香箱、輪列、トゥールビヨンが1本の軸に沿って並ぶ配列は、合理的な意味においても美的観点からも極めて稀な技術的偉業です。
19世紀にコンスタン・ジラールが生み出した先駆的な作品以降受け継がれてきたジラール・ペルゴのアイデンティティに深く根ざした機構、トゥールビヨン。
軽量性と強度を兼ね備えたアイコニックな竪琴型のチタン製ケージが精度への重力の影響を相殺し、スモールセコンド針は機能性とリズムを向上させます。
キャリバーGP09620の部品はすべて調和を重視してデザインされています。
時を止める美


ジラール・ペルゴはすべてのモデルで技術をエモーションに変えます。
ロレアート スリー・ゴールド ブリッジも例外ではありません。
ムーブメントの機能が構造によってい左右されるのであれば、その魂を左右するのは仕上げです。
手作業でポリッシュ仕上げを施した362の内角を含む418もの角は驚くほど美しい技術的成果です。
中でも、特に加工の難しい内角が光を集めては絶えずさまざまに反射させる様子は、ムーブメントに命が宿ってきらめく度に息をしているかのようです。
ブリッジの両端合わせて6つのアロー型の端部がこの高度な技の格好の例です。
シャープな鏡面にしあげるのには何時間もの手作業による入念な作業が必要で、ジラール・ペルゴが2世紀にわたって磨き上げてきたクラフツマンシップを示しています。
伝統的なダイヤルから脱却して内部の構造を外から完全に見えるようにすることで、古い因習を打ち破りました。
底部にある同じホワイトゴールド製の小さなアロー型のプレートには、組み立てから仕上げまで手掛けた熟練の時計職人のイニシャルがつつましくあしらわれ、一つひとつの時計に注ぎ込まれた職人の専門技術と芸術性への静かなる敬意を示しています。
モデル詳細

ブランド:ジラール・ペルゴ
モデル:ロレアート スリー・ゴールド ブリッジ
品番:99112-58-3576-1CM
ケース素材:スティール、ホワイトゴールドの八角形のベゼル
直径:41.00㎜
厚さ:10.85㎜
防水性:30m
世界限定:50本
価格:24,255,000円(税込)

モデル:ロレアート スリー・ゴールド ブリッジ
品番:99112-58S3451-1CM
ケース素材:スティール、32個のバケットカット ダイヤモンド(~.02ct)をセッティングしたホワイトゴールドの八角形のベゼル
直径:41.00㎜
厚さ:10.85㎜
防水性:30m
価格:32,791,000円(税込)
