

こんにちは、伊藤です。
昨日、発表されたロレアート コレクション50周年を記念した「ロレアート フィフティ 世界限定200本」
実機を撮影いたしましたので、細かくご紹介していきます!
また、サイズ感の近いロレアート38㎜(私の愛用品なので小傷がございます)と比較した写真と動画もご紹介させていただきます。
それでは、実機レビュースタートです。
現行のロレアートと何が違う?


まず、現行のロレアート42㎜や38㎜と何が違うのか・・・
ケースサイズが39㎜になるため、現行のロレアートのデザインをただ39㎜にしただけなのか・・・?
答えは「違います」付け加えるなら「現行のロレアートとは全く違う50周年記念に相応しいロレアート」になっています。
ロレアートは八角形のベゼルやケースと一体型になったブレスレットが特徴です。基本的なデザインはそのまま継承されていますが細かなディテールや仕上げが違います。
細かな違いを見ていきましょう!
現行ロレアートとの違い ケースと文字盤

ケースは、よりトノー型になっています。
ケースの仕上げは、ポリッシュとヘアラインというのは同じです。


ベゼルとベゼルの角が切り落とされ、八角形のベゼルは少し太く。
またベゼルとベゼルの角が落とされてことで、八角形のベゼルの丸い台座が小さくなりポリッシュの割合が少なくなりすっきりとした印象に。(詳しくは実機を見ながら店頭にてご説明させていただきます。)



文字盤にも現行ロレアートとの違いが多数あります。
1975年のモデルに近いデザインになっており、12時位置には「GP」のブランドロゴをなくしダブルバーインデックスに。
また、時分針も細く初代ロレアートを彷彿させるデザインになっています。
また、6時位置にある「LAUREATO AUTOMATIC」のプレートをなくし文字盤がすっきりとした印象に。
モデル名は、裏蓋へ。
さらに、日付には枠が取りつけられています。これも1975年初代ロレアートと同じ仕様。


リュウズも違いがあります、現行ロレアートはリュウズの頭(GPロゴが入っている部分)が八角形でつまむ部分は細かな刻みが入っています。
それに対して、ロレアート フィフティのリュウズはつまむ部分も八角形、刻みの凹んでいる所はサンドブラスト仕上げが施されています。※ぜひルーペで見てください。感動します。

細かいですが、分目盛りのプレートの幅が文字盤に対しての比率が少し太くなっています。
現行ロレアートとの違い ブレスレット


皆様が気になるディテールの一つ、ブレスレット。
こちらも現行ロレアートとはまったく違います。
ラグ幅は、実は現行のロレアート42㎜と同じ(幅が同じなだけでブレスレットの形状は違います。)
39㎜のケースに対して42㎜と同じラグ幅ということは・・・ケースからブレスレットの一体感がかなり増していると思います。
39㎜でも存在感のある仕様になっております。
ブレスレットはコマ部分は丸みがなく、ブレスレットに対して平行。
コマとコマの間の空間は狭くなりより一体感が増しました。


38㎜と見比べていただくと、違いがよくわかると思います。
また、ここまでコマとコマとの遊びがないと着け心地はどうなんだ?!というのが心配になるところですね。
ご安心ください。
コマの側面をよくご覧いただくと、綺麗に面取りされているのが分かると思います。
さすがジラール・ペルゴ!と興奮を抑えきれない、滑らかで装着感も非常に高く何より着けた時が美しすぎる。
特にこの2本の写真だと分かりやすいのが、風防。
38㎜は少しだけ丸みがあるのに対してロレアート フィフティはフラット。
触っていただくと、より分かります。(実機でぜひ!)
ロレアート フィフティとロレアート38㎜(私の愛用している時計なので小傷ありです・・・)
動画で見比べてみると、まったくちがう!ということがよくお分かりいただけると思います。


ブレスレットについて、もう少しだけ。
現行ロレアートは、ブレスレットのバックル部分には「GP」のロゴが入ります。
6時側のブレスレットにかぶるような形でバックルを留めるため6時側を留めてから12時側を留める必要があります。
ロレアート フィフティに関しては、GPロゴではなく「ブリッジ」のロゴがはいり、6時側、12時側どちらから留めていただいても大丈夫。
そして、バックルには微調整機構がついております。2枚目の写真は両方を長くした状態です。
2㎜ずつ、計4㎜ブレスレットをのばすことができます。
また、バックルに大きな機構がついているわけではないためブレスレットはスリムなまま。


バックル部分は開くと、ブリッジのロゴがくり抜かれておりブレスレットを留めると2枚目の写真のようにブリッジマークができあがります。
また、クラスプ部分は現行ロレアートはポリッシュ仕上げですがロレアート フィフティはヘアライン仕上げ。
随所に無骨さが表れています。
また、細かいですが開閉のプッシュは八角形になっています。
見ればみるほど惹かれる仕上げ

マクロレンズで撮影していたところ、1番驚いた部分があります。
それが、インデックスの仕上げ。
一見ヘアライン仕上げなのかな・・・と単純に思っていたのですが・・・
拡大すると、縦のヘアライン(筋目が綺麗!)が美しく。
光の当たったときの反射が何とも言えない美しさ。ルーペでぜひ見てください。


そして、ムーブメント。
ローターは、中央がくり抜かれ地板やテンプ等が見やすくなりました。
また、ローターにはブランドのロゴがエングレービングされ存在感も。
すっきりとした印象のGP4800ですが、中まで綺麗に仕上げが施されているそうです。
見る事はできませんが、美しさを追求するジラール・ぺルゴらしさを感じていただけます。
モデル詳細
ブランド:ジラール・ぺルゴ
モデル名:ロレアート フィフティ
品番:81008-63-3412-1CM
素材:3Nイエローゴールド&スティール
直径:39.00㎜
厚さ:9.80㎜
風防:無反射加工サファイアクリスタル
ケースバック:サファイアクリスタルガラス
ダイヤル:クル・ド・パリ装飾を施したs何例仕上げのグレー
防水性:150m
ブレスレット:3Nイエローゴールド&スティール
価格:3,751,000円(税込)
最後までご覧いただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。
50周年で出たコンビのモデルなんでしょ?サイズが39㎜なだけでしょ?と第一印象は思われるかも、しれません。
そんなことはありません。
50周年に相応しい、今後ロレアートの歴史の中で語り継がれていくようなモデルです。
現在、日本国内では当店(ジラール・ペルゴ ブティック 大阪)でのみ先行販売中です。
歴史に残るタイムピース、ぜひ店頭にて実機をご覧くださいませ。
皆様のお会いできる日を楽しみにしております。